2009年 11月 04日
バンテアイ・スレイのレリーフ、シェムリアップ
10世紀にヤジュニャヴァラーハという人物によって建立されたバンテアイ・スレイは、紅色砂岩で造られたとても美しいヒンドゥー寺院だ。
建物そのものはクメール伝統の単純な構造になっているものの、どの部分にも建築と装飾の両面から豊かなデザインが施され、まるで寺院全体が美術館のようである。
写真は北経蔵の破風装飾で、象に乗ったインドラ神が恵みの雨を降らせている場面。
下界の木々や人々、そして動物などが、とても繊細且つ生き生きと描かれていて、炎のような唐草の葉先が並ぶ上縁、そして連続したS字をアーチ状に縁取った装飾など、それらは材料の紅色砂岩の美しさと相まって、思わずため息が洩れるほどであった。

e0139738_21483430.jpg

Canon IXY DIGITAL 200
1/640 sec. F 3.5 8.0mm
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by artisfoto | 2009-11-04 22:14 | カンボジア | Trackback | Comments(2)
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Commented by cumi-cumi at 2009-11-05 09:56 x
実に綺麗に残っているレリーフですね。
ボロブドールなどでヒンドゥー教のレリーフを見たことがありますが、
細かい彫の部分は失われてしまっているレリーフ多かったですから。
Commented by artisfoto at 2009-11-05 16:28
cumi-cumiさん、これだけの細密なレリーフが残っているのは、恐らく材料に使われた紅色砂岩の質が極めて良かったからでしょうね。


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