2008年 04月 17日
がんばれ! バジャイ、ジャカルタ
バジャイとは、インドのバジャイオート(bajaj auto)社製オート三輪の事で、本国インドではオートリキシャという名で親しまれている。
オート三輪と言えば、タイのトゥクトゥク(サムロー)が有名だが、世界的シェアはオートリキシャの方が遥かに多く、周辺国のバングラデシュやネパール、パキスタンといった国々でもタクシーとして活躍している。

ジャカルタのバジャイは、そのほとんどが1970年代に輸入されたもので、今となってはかなりのオンボロだが、200ccに満たない2サイクルの小排気量エンジンが奏でるけたたましい音、エンジンオイルが燃えて出る青白い煙、愛嬌のある煤けたオレンジ色の車体、それらは庶民の足としてだけでなく、もはや風景の一部として、ジャカルタの喧噪に無くてはならない存在だった。
ところが最近では、騒音問題や排ガス規制の矢面に立たされ、さらには慢性的なジャカルタの交通渋滞の原因のひとつに挙げられるなど、かつてのベチャ(人力車)がそうであったように、今まさに路上から締め出されようとしている。

現在は北部のコタ地区(旧市街)などで、ベチャと共に細々と営業を続けているが、最近は、液化石油ガス(LPG)を燃料とする新型車が導入され、省エネや環境に配慮した方向での復活も期待されている。

写真は、ジャカルタ中心部の大通りを我が物顔で走っていた頃のバジャイ。

e0139738_1124499.jpg

Canon EOS 1 EF200mm F2.8L USM
FUJICHROME 100(RDP)
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by artisfoto | 2008-04-17 12:57 | インドネシア | Trackback | Comments(2)
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Commented by yang-gong at 2008-04-18 19:01 x
バジャイやべチャの走る風景には、胸に迫ってくる何かがあります。その向こうに、自分が何を見てるのかはイマイチ分からないのですが…。
なんつうか、たまらんです。
Commented by artisfoto at 2008-04-18 22:59
やんごんさん、私はこのバジャイから人々の生活臭や街の息吹のようなものを感じます。
そう言えば、初めてジャカルタに行ったとき、友人宅へ行くにはバジャイに乗るしかなくて、すぐ脇で水浴びをしているような路地にスイスイと入って行き、思い切り身体を屈めながら裏路地の流れる風景を見つめていました。
その凝縮された世界は、映画を観るより遥かに面白かったです。


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