2009年 02月 20日
ジャカルタコタ駅、ジャカルタ
2003年8月13日、私はチルボン行きの切符を買うためにジャカルタコタ駅を訪れた。
JWマリオットで爆弾テロが発生してから、ちょうど一週間後のことである。

当時、私はコタ地区のバタヴィアホテルに滞在していた。
コタ地区とは、オランダ植民地時代のバタヴィアと呼ばれていた頃に発展したジャカルタ北部の旧市街の事で、今でも18〜19世紀の古い建物が残る風情のある場所だ。
そして、19世紀にオランダ人によって設計、建設されたコタ駅も、そんな古い建物のひとつだった。

私は、あらかじめ時刻表で調べておいたコタ駅発の列車で、翌朝チルボンへ向かおうと考えていた。
ところが、チルボン行きは全てガンビル駅からで、コタ駅発は無いのだと言う。
仕方無く、ガンビル駅発のチルボン・エクスプレスの切符を買い、通りを渡って立ち止まると、そこからしばらくの間駅舎を眺めていた。
所々剥げ落ちたペパーミントグリーンのペンキ、無造作に貼られたポスター、一列に並んだ橙色のバジャイや古い水色のキジャン、そして屋台・・・。それらは、特に何かを主張するわけでもなく、ジャカルタの街ではごく当たり前に存在するものばかりだったが、何故かこのときばかりは、そのひとつひとつが眩く、そして、愛おしく思えてならなかった。

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Canon IXY DIGITAL 200
1/640 sec. F 7.1 5.4mm
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by artisfoto | 2009-02-20 11:10 | インドネシア | Trackback | Comments(2)
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Commented by pp at 2009-02-20 12:24 x
いいね。。風情や気持ちが伝わってきます。
Commented by artisfoto at 2009-02-20 14:26
ppさん、コメントありがとうございます。
そう言えば、ジャカルタへは、この時以来行ってないですね。
コタ駅のこの煤けた感じが何とも言えず好きです。


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