カテゴリ:キューバ( 109 )

2011年 04月 13日
勝利するために、カマグエイ
町の中心となるトラバハドレス広場へ行ってみると、タクシーの運ちゃんが「チーノ!チーノ!(中国人)」と叫んでいた。
それを見ていた銀行の警備員が、眉をしかめながら首を横に振っている。
何かいい感じだ。
そう言えば、この町に来てから途端に居心地が良くなった。
やはり、すべては自分次第なのだと改めて痛感する。
空見上げると、ちょうどビルの上にチェ・ゲバラの肖像と彼の言葉が掲げられているのが見えた。

HASTA LA VICTORIA SIEMPRE(勝利するために)

革命の英雄チェ・ゲバラの精神は、キューバ国民の心の中で今も生き続けている。

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Canon EOS 5D Mark II EF70-200mm F4L IS USM
1/1250 sec. F 8.0 ISO 200
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by artisfoto | 2011-04-13 13:46 | キューバ | Trackback | Comments(6)
2011年 04月 12日
太陽の花、カマグエイ
トリニダーでサンティアゴ行きのバスに乗り込むと、隣のフランス人のおばちゃんに「日本の地震についてどう思う?」と聞かれる。
僕が「とても悲しい、ただそれだけです。」と答えたら、おばちゃんは大きくため息を吐き、以後話し掛けてくることはなかった。
サンクティ・スピリトゥスを過ぎてから一度食事休憩があり、それから二時間程してキューバ第三の都市カマグエイに到着する。
そして、宿が決まると僕はすぐに街へ出た。
とにかく一刻も早く日本の状況を知りたかったのだ。
電話局の前でうろうろしていると、親切な人が「インターネットならテレプント(telepunto)と書いてあるところに行かなきゃ。」と教えてくれた。
道すがら、路上でひまわりの花が売られているのを見て、キューバが太陽の国スペインの植民地だったことを思い出す。
そして、その時を境に僕の心はだんだん明るい方へと向かって行くのだった。

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Canon EOS 5D Mark II EF20mm F2.8 USM
1/100 sec. F 5.0 ISO 200
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by artisfoto | 2011-04-12 11:55 | キューバ | Trackback | Comments(2)
2011年 04月 08日
花を差し出す少女、トリニダー
朝起きると、外は冷たい風が吹いていた。
通りの向こうで宿のおばちゃんがパンを買っているのが見える。
僕の朝食だろうか?
そんなことを考えながらボーッとしていると、どこからともなく少女が現れて、何故か一輪の赤いハイビスカスを僕に差し出した。
「君には僕の気持がわかるのかい?」
僕が心の中でそう呟くと、少女はニコニコしながら歩いて行ってしまった。
不思議な出来事だった。

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Canon EOS 5D Mark II EF70-200mm F4L IS USM
1/320 sec. F 5.6 ISO 640
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by artisfoto | 2011-04-08 15:55 | キューバ | Trackback | Comments(4)
2011年 04月 07日
月の涙、トリニダー
キューバ人というのは、本当におせっかいで心優しい人たちだ。
僕が日本人と判れば、地震の事を心配してか皆優しい言葉を掛けてくる。
グラシアス(ありがとう)、でもね、その度に思い出して悲しくなっちゃうんだよ。

夕暮れ時、宿に向かって足早に石畳の道を歩いていくと、深い藍色の空には無数の星と大きな月が輝いていた。
僕はそのとき、今の日本にはこの星の数と同じくらいの悲しみがあるのだと思った。
それから間もなく、僕は初めて旅先でホームシックにかかってしまった。

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Canon EOS 5D Mark II EF70-200mm F4L IS USM
1/160 sec. F 5.6 ISO 200
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by artisfoto | 2011-04-07 17:36 | キューバ | Trackback | Comments(6)
2011年 04月 06日
夕暮れ時の街、トリニダー
キューバ中部に位置するトリニダーは、美しい街並みと石畳の道が続く独特な雰囲気の町だった。
1988年にはここの古い街並みがユネスコの世界文化遺産に登録されているが、さすがにキューバで一番の観光名所というだけあって、俄然ツーリストの姿が目立つようになる。

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Panasonic DMC-LX3
1/500 sec. F 4.0 ISO 80
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by artisfoto | 2011-04-06 17:19 | キューバ | Trackback | Comments(0)
2011年 04月 05日
キューバ国旗と青い空、シエンフエゴス
キューバという国は、何をするにも本当に時間が掛かる。
例えば水を買うにしたって、まず売っている場所を探すことから始めなければならないのだ。
インターネットも然りで、地震の後、家族の安否と日本の状況を知ることが出来たのは、結局ハバナを出て二日後のことだった。

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Canon EOS 5D Mark II EF50mm F1.2L USM
1/800 sec. F 8.0 ISO 200
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by artisfoto | 2011-04-05 13:14 | キューバ | Trackback | Comments(4)
2011年 04月 04日
コロニアルな民宿で、シエンフエゴス
宿は客引きに連れられて、歴史地区内のコロニーハウスに滞在することにした。
天井が高く、大きなノニの木に覆われた中庭とクラシックなインテリアが素敵な宿だ。
ところが、夕食の用意が出来たと言われダイニングに行ってみると、太った宿の女主人が正面に座り、食事をしている間ジッとこちらを見ている。
もちろんダイニングには、女主人と僕の二人だけ。
途中、味はどうか?と聞かれたが、その時の僕はとにかく早く食べ終えることしか考えていなかった。

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Panasonic DMC-LX3
1/40 sec. F 2.2 ISO 80
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by artisfoto | 2011-04-04 11:16 | キューバ | Trackback | Comments(4)
2011年 04月 01日
黄色いバスと椰子の影、シエンフエゴス
トリニダー行きのバスは、途中シエンフエゴスという港町に立ち寄り、僕はそこでバスを降りた。
フランス人移民により都市計画がすすめられたシエンフエゴスは、2005年に都市的歴史地区としてユネスコの世界遺産に登録され、主な建築物はホセ・マルティ公園を取り囲むように建っている。
そのホセ・マルティ公園を背にして、古いロシア製バスの後ろに見える白い建物がトーマスオペラ劇場、そしてその奥にサンロレンソ学院と、この辺りはフランスバロック様式の建物がずらりと並ぶ。

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Panasonic DMC-LX3
1/640 sec. F 4.0 ISO 80
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by artisfoto | 2011-04-01 15:51 | キューバ | Trackback | Comments(2)
2011年 03月 31日
プラド通り、ハバナ
朝、ホテルの部屋で荷造りをしている時だった。
何気なくテレビをつけ、CNNにチャンネルを合わせると、日本でマグニチュード8.6(当時)の巨大地震が発生、10メートルの津波が沿岸部を襲ったと速報で伝えていた。
その映像は2004年に起きたスマトラ島沖地震のアチェの津波のようにも見えたが、押し流されていたのは明らかに日本の漁船や住宅である。
ホテルをチェックアウトして、オテル・イングラテーラ前でバスに乗り込むが、やはり先ほど見た津波の映像がどうしても頭から離れない。そのくらいショッキングな映像であった。
僕は言いようの無い絶望感と悲しみを抱えたままハバナの街を後にした。

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Panasonic DMC-LX3
1/500 sec. F 2.8 ISO 80
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by artisfoto | 2011-03-31 17:42 | キューバ | Trackback | Comments(8)