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2011年 07月 26日
ガルシア・ロルカの夕暮れ、ハバナ
背後に夕闇が迫る頃、僕はハバナ中心部のパルケ・セントラル(セントラル公園)で、ぼんやり西の空を見上げていた。
目の前にそびえるガルシア・ロルカ劇場の巨大なシルエットが、これからハバナの街を飲み込んでいく闇の主のようにも思えてくる。
しかし、その闇が深ければ深いほど、長ければ長いほど、人は想像力をかき立てられてしまう。
そして、旅人を夢と現実の間に追いやってしまうのだ。

今回のキューバは、色々な意味で忘れられない旅になった。
いや、忘れられないどころか、僕の心の一部は今もキューバにあるような気がしてならない。
そして、心の旅は今も続いている。

Chao!
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Canon EOS 5D Mark II EF50mm F1.2L USM
1/500 sec. F 4.5 ISO 800
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by artisfoto | 2011-07-26 15:36 | キューバ | Trackback | Comments(6)
2011年 07月 20日
カリブの海岸で、ハバナ
キューバを去る前の日、僕はプラヤ・デル・エステ(東の海岸)という場所へ出かけた。
プラヤ・デル・エステとは、その名の通り、ハバナの東に位置する全長7キロの海岸である。

バスを降り、ココヤシの木が並ぶ砂地を進んで、海の家のようなカクテルバーに出る。
そこから先はこんもりと砂が盛られていて、その向こう側に海があるのは明らかだった。
わくわくしながら砂を駆け上がると、眩いカリブの海の風景が突然目の前に広がった。

実は、キューバに来てビーチを見たのはこのときが初めてで、僕にとってこの海の美しさは衝撃的だった。

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Canon EOS 5D Mark II EF70-200mm F4L IS USM
1/800 sec. F 8.0 ISO 200
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by artisfoto | 2011-07-20 19:47 | キューバ | Trackback | Comments(2)
2011年 07月 18日
享楽の果て、ハバナ
1920年代にアメリカで禁酒法が施行されると、ハバナはアメリカ人のための歓楽都市として発展していった。
ところが、1959年のキューバ革命ですべてが一変する。
1961年、アメリカとの国交を絶った革命政府は、ソ連との結びつきを一層深め、社会主義体制へと突き進む。
そして、キューバ国内のアメリカ企業を接収、同時に商業施設やホテルはすべて国営化された。
現在それらの建物は、国営ホテルとして営業を続けているものや、廃ビルとなってしまったもの、あるいは写真のように住居として再利用されているものなど、その様態はさまざまである。

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Canon EOS 5D Mark II EF28mm F1.8 USM
1/640 sec. F 8.0 ISO 200
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by artisfoto | 2011-07-18 10:43 | キューバ | Trackback | Comments(2)
2011年 07月 14日
赤いシャツの農夫、バリ島
その昔、ウブドからテガラランまで自転車で行ったことがある。
と言っても、たいした距離ではないのだが、ウブドから先はずっと上り坂で、おまけにカメラや三脚などの機材を背負いながら炎天下の中を行くのは、当時の僕でもかなり辛かったのだ。
結局、テガラランのワルンで長い休憩を取った後、最終目的地であるチュキンのライステラスに辿り着いたのは、ウブドを出発して6時間後のことであった。

今ではツアーに組み込まれるほど有名なチュキンのライステラスだが、当時はまだ観光客もまばらで、静まり返った川沿いの谷間に、間隔の狭い棚田が延々と続く光景は本当に幻想的だった。
ある日、棚田を見下ろす小屋の脇で昼寝をしていたら、どこからともなく農夫が現れ、いきなりついて来いと言う。
慌てて棚田の中を降りて行くと、農夫は軽やかな足取りで、どんどん先へ行ってしまった。
途中、ネズミの死骸を見つけ、足でつかんでポイと谷に投げ捨てた。
そして、谷間の中程まで来たところで、今度は写真を撮れと言う。
なんと、僕を撮影ポイントまで案内してくれたのである。

Bagaimana kabarmu?

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Canon EOS-1 SIGMA 28mm F1.8 Aspherical
Kodachrome 64 Professional(PKR)
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by artisfoto | 2011-07-14 12:27 | インドネシア | Trackback | Comments(6)
2011年 07月 13日
革命広場、ハバナ
革命広場に来てみると、何故かPA(音響機器)が設置されていた。
そして、心地良い縦ノリのスネアと聞き覚えのあるベースラインが僕の耳に飛び込んでくる。
マイケル・ジャクソンの『ビリー・ジーン』だ。

まさか、反米国家の代表とも言うべきキューバの、しかも革命広場のど真ん中で、米国が生んだスーパースター "King of Pop" マイケル・ジャクソンの曲を、大音量で聞けるなんて夢にも思わなかった。
まさに究極のコラボと言えよう。

ちなみに、ビルに掲げられている肖像は、左がチェ・ゲバラ、右がカミロ・シエンフエゴス。
どちらもキューバ革命の英雄である。

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Panasonic DMC-LX3
1/1000 sec. F 4.5 ISO 80
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by artisfoto | 2011-07-13 12:51 | キューバ | Trackback | Comments(0)
2011年 07月 12日
現実、ハバナ
ソ連崩壊後、食料危機に見舞われたキューバでは、わずか10年の間に食料自給率を70%まで引き上げたと言われている。
しかし、国民の慢性的な食料不足は今も続いており、実際の食料自給率は50%に満たないという。
例えば、主食である米の自給率は30%程度、パンの材料となる小麦は100%が輸入である。

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Panasonic DMC-LX3
1/160 sec. F 2.8 ISO 80

食料不足だけでなく物不足も深刻な問題だ。
そんな中、ハバナの若者たちは精一杯のお洒落を楽しんでいる。
その姿を、華やかだった頃の面影と重ね合わせてみた。

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Panasonic DMC-LX3
1/250 sec. F 2.8 ISO 80
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by artisfoto | 2011-07-12 11:33 | キューバ | Trackback | Comments(2)
2011年 07月 07日
チェ・ゲバラ邸へ、ハバナ
朝、顔を洗いに洗面所へ行くと、水が出なかった。
どうやら、タンクが空っぽになってしまったらしい。
給水車はあてにならないので、とりあえず外に出て旧市街を歩いてみることにする。

外は雲ひとつない、まるで日本の秋晴れのような青い空だった。
あまりに気持ちが良かったので、今日は少し遠出してみようと思い立つ。
ビエハ広場からサンフランシスコ修道院に出てフェリー乗り場に到着。
そこで僕はカサブランカ行きの船に乗り込んだ。

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Panasonic DMC-LX3
1/1000 sec. F 2.0 ISO 80

船を降り、鉄道駅から公園へ抜けると、その先はずっと坂道だった。
坂の脇には、淡い水色の美しいカサ(家)があり、その庭先で白いワンピース姿の女性が洗濯物を干している。
透き通るような白い肌、肩にかかるくらいのサラサラとした金色の髪、スラリと背が高く、まるで欠点の無い奇麗な顔立ち。
そのあまりにも非現実的な光景に、一瞬僕は白昼夢でも見ているのではないかと思ったほどである。

坂道を上がっていくと、今度は草むらの方から何やらガサガサと音が聞こえて来る。
近づいてみると、トカゲにヘビが巻きついているところだった。
トカゲの頭はヘビの倍くらいあり、明らかにトカゲの方が大きかったが、ヘビはトカゲの顔に噛み付いたまま放さず、結局そのまま丸呑みしてしまった。
壮絶な光景であった。

さらに坂を上がってカーブを曲がり、今度は巨大な白いキリスト像を目指し歩いて行く。
キリストの足下まで来れば、チェ・ゲバラの第一邸宅はもうすぐ目の前だ。

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Panasonic DMC-LX3
1/800 sec. F 6.3 ISO 80
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by artisfoto | 2011-07-07 11:52 | キューバ | Trackback | Comments(8)
2011年 07月 06日
ホテルの部屋、ハバナ
ハバナでは、とにかくテレビの報道番組をよく見ていた。
もちろん、日本の震災関連のニュースである。
このホテルは衛星放送が完備されていて、ベネズエラのtelesurやアメリカのCNN、中国のCCTV-Newsなどを見ることが出来た。

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Panasonic DMC-LX3
1/30 sec. F 2.0 ISO 250
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by artisfoto | 2011-07-06 10:38 | キューバ | Trackback | Comments(0)
2011年 07月 04日
飲み友だち、バリ島
採れたてのトゥアック(ヤシ酒)と、ぬるいビンタンビール。
どうやらこの二つを混ぜるのが、この辺の飲み方らしい。
おかげで、僕はナナス(パイナップル)畑に囲まれた場所で、昼間からすっかりいい気分になっていた。
気がつけばすでに日は傾き、あちこち蚊にも刺されている。
足やら首やらを掻きむしっていると、見るに見かねた友人がハッカ油を塗ってくれた。
ハッカ油はひんやりとして気持ち良く、ぬるいトゥアックのビンタン割りもじつに美味しかった。
しかし、僕が何よりも心地良く感じていたのは、この島の友人たちと過ごす他愛もない日々であった。

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今年の夏は、そんな友人たちが住む島へ行って来ようと思います。

Canon EOS 5D EF24-105mm F4L IS USM
1/125 sec. F 4.5 ISO 400
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by artisfoto | 2011-07-04 13:57 | インドネシア | Trackback | Comments(2)
2011年 07月 01日
夏が来た、東京
夏と言ったら、朝顔。
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積乱雲。
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そして、菊芋の花。
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Canon EOS 5D Mark II EF24-105mm F4L IS USM
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by artisfoto | 2011-07-01 13:23 | 日本 | Trackback | Comments(4)