2010年 01月 12日
先日、久しく会っていなかった友人からめずらしく電話があり、ある人の訃報を知った。 リンパ節癌だったらしい。 その人は、バリ島がまだ日本でほとんど知られていない頃から積極的にツアーを企画するなど、バリ島旅行のパイオニアとしても知られる人物だった。かく言う僕もその人のツアーで初めてバリ島へ渡り、それを機にアジアの写真を撮るようになったのだから、そういう意味では、僕の人生に多大な影響を与えた人である。 もう何年も会っていなかったので、悲しみは湧いて来なかったけど、そのかわり真夜中だというのに、二人とも大笑いしてしまうほどの思い出話で盛り上がってしまった。 「きっと幸せな人生だっただろうな。」 お互い口には出さなかったけど、友人も電話の向こうでそう思っていたに違いない。 写真は、ウブドの常宿で庭先に咲いていたヌサインダー(Nusa Indah)。 インドネシア語で『美しい島』という名のこの花は、バリ島ならどこにでもあるポピュラーな花である。 生涯を美しい島の観光に尽力されたあの人に、僕はこの花を捧げたいと思います。 Canon EOS 5D EF24-105mm F4L IS USM 1/200 sec. F 14 ISO 200
by artisfoto
| 2010-01-12 18:18
| インドネシア
|
Comments(2)
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goopy
at 2010-01-14 09:35
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そうでしたか。
死は不幸ではないですよね。遠慮がちな清らかなお花です。 よく見ますけど遠慮がちだからかな。強烈に記憶に残らないお花。 ちょっとしたきっかけで人は引き寄せられるような気がします。 私もバティックの道具をジョクジャに買いに行った帰りにバリ島という 島に寄ってみようかな!?がきっかけでした。 その方は今頃、自由にバリに行き来してるでしょうね。
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artisfoto at 2010-01-14 15:41
goopyさん、確かに印象は薄いですが、バリ島のホテルの庭なんかでは欠かせない花ですよね。
僕はこの花を見ると、とても明るい気分になります。 |
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